ブログをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。
あるお客様よりお仏壇の修理を依頼されお伺いを致しました。その時写真の
ように40年たっていましたので大戸・障子の金具を修理してほしい。また全体
も年内に間に合うようでしたらお願いいたしますとご依頼を頂きました。
またその後、お客様とよく話をしましたところ、今回のお仏壇は弊社で約40年
前に自社工場で製造した物とわかり驚きました。また、お客様が伝票、領収書
をとっておられまして、間違いなく父に字で書かれていました。不思議なご縁
を感じました。
お客様のお手入れも良く特に大きな傷といったものはなかったのですが、長年
使用されて痛みや傷を直す修理を行いました
まずは、金具。今回は錆がひどかったので新調しました。また大きさも異なるこ
とから凹みを調整し取り付けました。
こちらか、新しくなった状態です。
今回は全体の写真を撮り忘れてしまい、比べてご覧いただきたかったので
すが、部分的な写真のみで申し訳ございません。
こちらが内部の側面になります。
多くのお仏壇は一番奥の面に金の紙(箔)を貼っているお仏壇が多い
のですが、今回は三方金と言いまして両サイドも金紙を貼ってある形に
なります。(この形は大阪檀といいまして以前は大阪の地域ではよくありました)
この場合の修理は、お仏壇の外側の側面からサン木を外し修理を行う
ことが多いのですが、今回はその形ではなく内部から取り外す形でした。
ただ今回は一見では判断が出来ず、お客様にもご了解を頂き、工場で
確認をしたのち判断ということにな
りました。
工場で確認。まず、一番奥の面を取り外し両サイドの金紙を外そうとしま
したがうまくいかず、今回は最上部の笠枠を取り外し修理することにしま
した。結局ほぼ仏壇をバラバラにする形になりました。全面研磨・全面塗
装・障子の紗の交換等です。
完成が以下のようになります。
何度も書いて申し訳ございませんが、今回は修理前の全体写真がない
ため比べることが出来ないのですが、写真のように仕上がりました。
私が申してはいけませんがほぼ新品になっています。
お客様からも喜んでいただくことが出来、お客様から、このお仏壇を気
に入って買った本人が、修理をして新しくなって入れるので一番喜んで
いますよとおっしゃって頂きました。
納めさせていただいた私もとても嬉しい気持ちになりました。感謝です。
また職人さんにも感謝の気持ちで一杯です。
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