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人がお亡くなりになられて一年目は『一周忌』といいますが、二年目は『三回忌』といいますね。普通に考えれば二回忌かなと思いませんか?また『周期』と『回忌』、実は周期は一周忌しか使われません。そのあとはすべて回忌を使います。また、その時に使用する塔婆も年々大きく(長く)なります。
法要の年数は『数え』で計算します。無くなった年を一と考えますので、満二年は三回忌となります。但し、『満一年目』は二回忌とは言わずに『一周忌』といいます。これは初めての祥月命日(一年目)に当たるため重要視するためです。
では、なぜ一周忌と言い換えるのでしょうか?
仏教では亡くなってからの一年間は『忌』(いごもり)・・・と言いまして外部と接触を断って、亡くなった故人様を忍んで生活を慎む習慣があります。忌をはじめて一年が経った、つまり一周したという意味を込めまして『一周忌』という言葉が使われるようになったようです。
またインドでは、人は生まれ変われるという考え方『輪廻転生』が信じられてきました。死後、次の生を受けるまで四十九日間あるとされ、この間のことを『中陰』といいます。その間ご遺族は七日ごとに供養をして、死者が少しでもいいところに生まれ変われるように願うことから、日本では初七日より七七(四十九日満中陰)までがつとめられるようになったと考えられるそうです。
また上記のことを先日約一年前にインドに行きました時に友達になりましたインド人に聞きましたところ、何に生まれ変わるかは解らないがその考え方はありますよ。と言ってました。また全く関係ないですが、日本では九九を九の段まで習いますがインドでは19の段まで暗記していると聞いたことがありましたので聞いてみたのですが、それは知らない・・・と言ってました。
インドの隣国ネパールが今、地震で大変なことになっていますが
一日も早く復興することを祈念いたします。
話を戻しまして・・・・
ご存知かもしれませんが、
初七日は不動明王様
二七日は釈迦如来様
三七日は文殊菩薩様
四七日は普賢菩薩様
五七日は地蔵菩薩様
六七日は弥勒菩薩様
七七日は薬師如来様
百日は観音菩薩様
そして一周忌が勢至菩薩様
ちなみに三回忌は阿弥陀如来様
七回忌はあしゅく如来様
一三回忌は大日如来様
と続きまして、その時にそれぞれの仏様に守って頂き故人様をお見送りすると考えられています。
生かさせていただいていることに感謝です。
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