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『生前戒名』と『生前位牌』について

ブログをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。

本日、いつもお越しのお客様が『お位牌を注文したいのですが』とご来店頂きました。どなたかご不幸があったのかな?と思いお伺いしましたところ、『いえ、私のお位牌を作りたいと思いまして』とご来店頂きました。比較的少ないご依頼でありましたので、私も驚きましたが、お客様曰く『自分の位牌を作って長生きをしたいので』いろんなお話を頂き、ご注文いただきました。

まだまだ、一般的な流れはお亡くなりになり、お寺様からご戒名を頂き、白木の位牌に書いて本位牌という流れが大半ではありますが、お客様が言われましたように『長寿』や『縁起』もいいと言われています。


そもそもお位牌とは、故人を偲ぶ大切なものであります。日本では位牌に故人の霊が宿っていると考えられ、亡くなった人そのものという認識をしています。故人を偲ぶ大切なものとされています。現在多くの方が、位牌は人が亡くなった時に作る方が多いとおもいますが、例えば、生前にお墓を造る寿陵を進めている方の中には、すでに戒名を授かり、生前のうちに位牌をつくりたいと考えている方もいるかもしれません。しかし気になるのが、「生きているうちから位牌をつくることは縁起は悪いのか」ということなると思います。

縁起がよく功徳も大きい『逆修牌』

実は、生前に位牌をつくっても何の問題もありません。 このように生前につくる位牌を「逆修牌」といいますが、逆修牌はむしろ縁起がいいと考えられ、功徳も大きいとされています。これは、生前にお墓をつくる寿陵が縁起がいいと考えられているのと同じことになります。生前に位牌をつくる場合には、戒名の文字を朱色にすることになっています。朱色が不良長寿の象徴的な色とされているためで、不老長寿の願いを込めて、生前の位牌は朱色を使います。

私に母も15年前に父が亡くなった際、お寺様から生前戒名を頂きました。お位牌までは作っていませんが、母の想いでそのようにしたようです。

お仏壇もお墓もお位牌もそうですが、生前に作って大丈夫かな?と不安に思いの方が沢山いらっしゃると思いますが結論は問題はないということになります。

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